中学受験算数の文章題対策──「読めない・解けない」を抜け出す読み方と考え方

このページでは、中学受験算数で多くの受験生がつまずきやすい「さまざまな種類の文章題」への対策をまとめています。文章を正しく読み取る力、図やグラフを使って整理する力、自分の言葉で説明する力を身につけることで、文章題への苦手意識は軽くしていくことができます。日々の学習で意識したいポイントを、具体的に整理して解説します。

文章題全体の頻出テーマと解き方の整理は、中学受験算数|文章題の解き方まとめもあわせてご確認ください。

文章題で「読めない」「式にできない」が続く場合

問題文の読み取りから図・式への置き換えまで1対1で確認したい場合は、中学受験算数の完全1対1オンライン個別指導で、途中式や考え方も含めて確認できます。

中学受験算数における様々な種類の文章題対策

中学受験で必須となる算数の文章題には、割合・速さ・仕事算・場合の数・図形・資料の活用など、実にさまざまな種類があります。そのため、

  • 問題文を読むだけで疲れてしまう
  • 何を聞かれているのか分からなくなる
  • 計算はできるのに文章題になると進みにくい

といった悩みを抱える受験生は少なくありません。

こうした文章題を克服するためには、やみくもに問題数をこなすのではなく、「読み取り」「整理」「説明」の3つの力をバランスよく鍛えていくことが大切です。

学年や状況に合わせて確認したいページ
今の状況 確認するとよい内容
小5で文章題に関係する単元を復習したい 小5算数マスター講座|図形・場合の数・速さ・比の総復習
オンラインで読み取りから見てもらいたい 算数オンライン塾|中学受験算数の1対1個別指導
対面でノートや答案を確認したい 中学受験算数の個別指導|塾フォローと文章題対策
小6で過去問と単元復習を進めたい ラストマイラーズ特訓|過去問と単元復習の小6算数直前対策

文章を正しく理解する

文章題を解くうえで最初の壁になるのが、問題文の理解です。特に、算数特有の言葉や、中学受験でよく使われる用語に慣れていないと、何を計算すればよいのか判断できなくなってしまいます。

文章題を克服していくには、次のような意識が重要です。

  • 分からない言葉・言い回しはその場で調べて意味を正しく覚える
  • ただ読むのではなく、「この文は何を言っているのか?」を意識して読む
  • 「何が与えられていて」「何を求めるのか」を線を引いたりメモしたりして整理する

算数の文章題には多くの種類がありますが、どの分野でも共通して必要なのは、正確に内容を理解し、正しく文章を読み取る力です。

この「読み取る力」が身についてくると、問題の種類が変わっても戸惑いにくくなり、文章題全体への苦手意識も減っていきます。

小4・小5で基礎の疑問が多い場合

学年が上がる前に、家庭学習や単元ごとの疑問を整理したい場合は、中学受験・小4算数の疑問を確認するQ&Aも参考になります。

図やグラフを用いて整理する

文章だけを頭の中で処理しようとすると、多くの情報を同時に覚えておかなければならず、途中で混乱しやすくなります。そこで有効なのが、図やグラフを使って情報を「見える形」にすることです。

例えば、

  • 割合や比の問題 → 棒グラフ・帯グラフ
  • 人数や重なり → ベン図
  • 変化のようす → 折れ線グラフ
  • 量の分け方・経路 → 線分図・図形・経路図

文章を読み解きづらいときには、円グラフや棒グラフなどに置き換えると一気に分かりやすくなることがよくあります。文字だけで追いかけて分かりにくい内容も、

  • 図に書き出す
  • 表に整理する
  • 簡単なイラストでイメージをつかむ

といった工夫をすることで、情報の関係がはっきり見えてきます。

日ごろから、「まず図やグラフで表してみる」クセをつけることが、文章題克服への大切な練習になります。

速さの文章題で図にできない場合

速さは、文章題の中でも「条件を読む」「図にする」「式にする」の差が出やすい単元です。出会い算や追いつき算に進む場合は、旅人算の出会いと追いつきの整理で、図と条件の置き方を確認できます。

場合の数で数え方があいまいな場合

場合の数の文章題では、条件を読み落とさず、和の法則と積の法則を使い分けることが重要です。基礎から確認する場合は、場合の数|和の法則と積の法則の例題確認をご確認ください。

自分の言葉で「説明してみる」

中学受験の難関である算数の文章題を本当に得意にするためには、その問題に対する説明を自分の口でできるようになることが理想です。

誰かに説明するためには、

  • どんな問題だったか
  • 何が分かっていて、何を求めたのか
  • なぜその式・図で解けるのか

を自分の頭の中で整理しておく必要があります。つまり、「説明できる=きちんと理解できている」ということです。

勉強するときには、次のような練習がおすすめです。

  • 解説を読んだあと、自分の言葉でノートに「解き方の流れ」を書いてみる
  • 保護者の方や先生、ぬいぐるみなどに向かって「この問題はね…」と声に出して説明してみる
  • 間違えた問題こそ、「どこで勘違いしたか」を説明してみる

さまざまな種類の文章題について、「自分で説明できる」状態にまで理解が進めば、その単元はかなり得意になってきたと言えます。

家庭学習だけで文章題が進みにくい場合

文章題は、どこで読めなくなっているのか、どこで図や式に移せなくなっているのかを見分ける必要があります。塾の宿題やテスト直しで同じつまずきが続く場合は、中学受験算数の個別指導で、現在の学習状況に合わせて確認できます。

個別指導で確認できる内容を見る

学年別に文章題対策を進める考え方

文章題は、どの学年でも同じ練習をすればよいわけではありません。小4では文章を読むこと、小5では図や式への置き換え、小6では志望校の問題に合わせた取捨選択が重要になります。

学年・時期 意識したいこと 確認するとよいページ
小4〜小5前半 問題文を読み、何が分かっているかを言えるようにする 小4算数の疑問を確認するQ&A
小5後半 速さ・比・場合の数など、文章題に関係する主要単元をまとめて復習する 小5算数マスター講座
小5復習を動画でも確認 SAPIX小5内容や復習講座を使い、家庭学習で確認できる単元を増やす 受験算数ウェブ授業
小6後半〜直前期 過去問の中で、取る問題と深追いしない問題を分ける ラストマイラーズ特訓

まとめ:文章題克服の3つのポイント

中学受験の算数における文章題は、単に計算練習を増やすだけではなかなか克服できません。次の3つのポイントを意識して学習を進めていきましょう。

  • ① 文章を正しく理解する
    分からない用語や言い回しをそのままにせず、調べて意味を押さえる。「何が分かっていて、何を聞かれているのか」を意識しながら読む習慣をつける。
  • ② 図やグラフで整理する
    棒グラフ・円グラフ・線分図などを活用し、文章の情報を「見える形」に変える。文字だけで考えず、図・表・グラフで置き換えるクセを日常的につける。
  • ③ 自分で説明してみる
    解けた問題も間違えた問題も、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明する。説明できるようになれば、その単元の理解は一段階深まっている証拠。

文章題は、文章を正しく読み取り、図やグラフを使って整理し、自分の言葉で説明できるようになることで、着実に苦手を克服していくことができます。日々の勉強の中で、ぜひこれらのポイントを意識して取り組んでみてください。

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場合の数|和の法則と積の法則を中学受験算数で例題確認

旅人算とは|出会い算と追いつき算を小5算数で基礎から確認する

文章題を1対1で確認したい方へ

文章を読む、図にする、式にする、説明する。この流れのどこでつまずいているかを見ながら、中学受験算数を個別に確認できます。

  • 文章題になると、何を求める問題かつかみにくい
  • 線分図・表・グラフへの置き換えが苦手
  • 解説を読めば分かるが、自力で再現しにくい

動画:サピックスの算数を15分で講義してみた

サピックスに通塾している小学5年生で、算数が苦手な生徒さん向けに「Sapixの授業前に見ておいてほしい」内容をまとめた動画となっております。ポイントだけをおさえたコンパクトな講義で、基本的な内容の復習に活用いただけます。