開成中学校・令和2年度
開成中の算数過去問2020(令和2)|大問別の解説動画と復習用まとめ
開成中学校の算数2020年度を解いたあと、解説動画を見ても「どの大問をどう復習すればよいか」が分からない場合があります。このページでは、開成中 算数2020の大問1〜4について、解説動画と復習時に見る観点をまとめています。
開成の算数では、解法を知っているだけでなく、問題文の条件を読み取る力、方針を決める力、途中処理を安定させる力が問われます。動画は答えを確認するためだけでなく、どの条件から見ているか、どの段階で図や式に移っているかを確認するために使うと、復習の効果が上がります。
このページで確認できること
- 開成中2020年算数の大問別解説動画
- 大問1〜4それぞれの復習観点
- 問題文を入手したあとの見直し方
- 時間配分と大問ごとの扱い方
- 解説を見たあとに自力で再現するための確認ポイント
過去問演習の進め方(着手時期・年数の目安・直し方・扱う順番)まで含めた全体像は、中学受験算数過去問の進め方|夏井算数塾(全体像はこちら)もあわせてご確認ください。
動画を見る前に確認したいこと
- その大問に何分使ったか
- 最初に何を見ればよかったか
- 問題文の条件をどこまで使えたか
- 図・表・式のどれで考えると見やすかったか
- 解説後に、同じ流れを自力で再現できるか
開成の過去問は、点数だけを見て一喜一憂するためのものではありません。特に算数では、正解・不正解以上に、「着手までに時間がかかった」「途中で方針が揺れた」「最後の処理が不安定になった」といった過程の分析が重要です。動画解説を使うときも、答えを知るためだけでなく、自分がどの段階で考えにくくなったのかを言語化しながら見直すと効果が大きくなります。
大問1|開成中 算数 過去問2020の解説動画
大問1は、開成の中では「まず得点したい問題」が置かれることが多い位置です。ただし、単純な計算や機械的処理だけで終わるとは限りません。最初の問題で流れをつかめるかどうかは、その後の大問全体のリズムにも影響します。
大問1の復習では、正解できたかだけでなく、短時間で方針を決められたかを確認してください。正解していても、時間を使いすぎていた場合は、後半の大問に残せる時間が減ります。
大問1の復習で見ること
- 最初に使う条件をすぐ見つけられたか
- 計算や処理に時間をかけすぎていないか
- 正解していても、別解やより短い考え方がないか
- 不正解の場合、知識不足か読み取り不足かを分けられるか
大問2|開成中 算数 過去問2020の解説動画
大問2では、表面的には見慣れたテーマに見えても、条件の置き方や問われ方が少し変わることで差がつきやすくなります。開成では、「知っている単元だったのに取れなかった」ということが起こりますが、その原因の多くは、単元知識そのものよりも、問題文から条件を抜き出して組み立てる部分にあります。
この大問を復習するときは、答えまでの流れをなぞるだけでなく、最初に何に注目すべきだったか、どの条件を先に使うと見通しが立ったかを確認しておくのがおすすめです。
大問2の復習で見ること
- 問題文の条件をすべて書き出せていたか
- どの条件を先に使うと考えやすかったか
- 見慣れた単元名だけで判断していなかったか
- 次に似た問題を見たとき、何を最初に確認するか
大問3|開成中 算数 過去問2020の解説動画
大問3あたりからは、時間配分と集中力の両方が強く問われやすくなります。前半で消耗していると、考えれば届く問題でも着手が遅れたり、途中の確認が甘くなったりします。開成の算数では、1問ごとの難度だけではなく、試験全体の流れの中でその問題にどう向き合うかが大切です。
大問3の復習では、解法だけでなく「本番でどれくらいの時間なら使えるか」も意識しておく必要があります。じっくり考えれば理解できる問題でも、本番で同じ時間をかけられるとは限りません。
大問3の復習で見ること
- 本番で使える時間の範囲に収まっていたか
- 途中式や図を使えば見やすくなった部分はないか
- 頭の中だけで処理しようとして不安定になっていないか
- 最後まで解く練習と、途中まで取る練習を分けて見られるか
この段階の問題では、途中式や図の使い方にも差が出ます。頭の中だけで処理しようとして不安定になったのか、書き出せば見やすくなったのかを確認しておくと、次の演習で改善しやすくなります。開成レベルでは、発想だけでなく、書いて考える技術も得点力の一部です。
大問4|開成中 算数 過去問2020の解説動画
大問4は、年度全体の中でも特に差がつきやすい位置に置かれやすい大問です。ここでは、難しい問題を無理に最後まで押し切る力だけでなく、どこまで取るか、どこで後に回すかの判断も重要になります。
この大問の復習では、「解説を読めば分かった」で終わらせないことが大切です。難しい問題ほど、見た直後には納得しやすい一方で、数日後には再現できないことが多いからです。
大問4の復習で見ること
- 最後まで追うべき問題か、途中まで取る問題かを判断できたか
- 条件を書き出したあと、どこから考えるとよかったか
- 解説後に、自力でもう一度流れを書けるか
- 次に似た重い問題が出たとき、どの段階で区切るか
復習の際は、解説を見たあとにもう一度自力で流れを書き直し、どの条件から入り、どのように考えて答えに向かったのかを再構成しておくと定着しやすくなります。
開成中2020算数の問題文の入手方法と復習の進め方
令和2年度 開成中学校入試より、厳選した算数の問題と解説をお届けします。
問題文・設問につきましては、各種WEBサイト等よりご入手いただけますと幸いです。
★全問解説Ver.は コチラ にて随時UPしております。
開成の過去問を復習するときは、まず制限時間を意識して一度通しで解き、その後で大問ごとに振り返る形が基本になります。最初から一問ずつ区切りながら解くと、本番で必要な時間感覚が育ちにくくなります。一方で、通しで解いたあとに復習が浅いと、過去問を使った意味が薄くなります。
そのため、本番形式で解く時間と、解き直して確認する時間を分けて確保することが大切です。
開成中算数の過去問を復習するときの観点
復習では、単に「解けた・解けなかった」で終わらせず、次のような観点で確認すると効果が高まります。
- どの大問に何分かかったか
- 着手に時間がかかった問題はどれか
- 途中までは合っていたのに不安定になった問題はどれか
- 発想不足なのか、処理ミスなのか、読み違いなのか
- 次回同じタイプが出たときに最初に何を確認するか
この確認ができるようになると、過去問演習が「受けっぱなし」ではなく、「次につながる練習」に変わります。特に開成では、毎年まったく同じ問題が出るわけではないため、表面の形を覚えることに意味はあまりありません。大切なのは、問題を見たときに何を確認し、どう考え、どう方針を決めるかという流れを蓄積することです。
また、開成の算数では、すべての問題を完璧に取ることを前提にすると苦しくなりやすいです。むしろ、どの問題で確実に点を取り、どこは部分点や後回しも視野に入れるかという配分感覚が重要です。
復習ノートに残したい項目
- 大問番号
- 使った時間
- 最初に見るべき条件
- 図・表・式のうち使うべきもの
- 解説を見て分かったこと
- もう一度解くときに気をつけること
過去問は1回解いて終わりではありません。1回目は時間内での実力確認、2回目以降は解法の再現性確認、というように役割を変えて使うと有効です。特に一度解説を見た問題でも、しばらく時間を置いてからもう一度自力で解き直し、再現できるかどうかを確認することが大切です。理解したことと、自分で再現できることは別だからです。
まとめ|開成中2020算数は動画を見たあとが大切
開成中2020の算数は、どの大問にも「開成らしい考えさせ方」が含まれています。だからこそ、各動画を単発で見るのではなく、年度全体を通して「どういう問題で差がつくのか」「自分はどこで考えにくくなるのか」を把握していくことが重要です。
- 大問1は、短時間で方針を決められたかを見る
- 大問2は、条件の拾い方と使う順番を見る
- 大問3は、時間配分と途中処理を見る
- 大問4は、どこまで取るか、どこで後に回すかを見る
- 動画後は、必ず自力で流れを再現する
問題の難しさに圧倒されるのではなく、解き方・時間配分・大問ごとの扱い方をそろえて復習していくことで、過去問は得点力を伸ばす材料になります。
※状況を考えるための判断材料です。
- 授業を聴いて帰ってきたはずだが、翌日に残らない
- 宿題と直しが進まず、積み残し化している
- 後手に回りすぎて、何から手を付けるべきか分からない
こうした状態では、過去問演習を増やしても、直しが浅くなりやすく、同じ不安定さを繰り返すことがあります。大切なのは、演習量を増やすことだけではなく、今のつまずきが「理解不足」なのか「条件の読み取り」なのか「復習不足」なのかを見分けることです。



