中学受験Q&A(5)

 

学校見学に行くタイミングは?

いつでもいいというお話ではございますが、何に関連するかというと、志望校を決定するタイミングがどこなのか、という話とも絡んできているかと思います。

志望を選定する、決定するタイミングはおそらく大分あとの方になる、6年生のどこかタイミングだったり早い人であれば4年生のどこかのタイミングとかになったりする訳ですが、その時までに色んな学校を見てきましょうね、という話はあると思います。
要は、あまりにも行く数が少な過ぎて、選べる選択肢が少な過ぎるというのは避けた方がいいだろうという事です。
志望校を決定する前にちゃんと行くべきだというのが一つの指標になるかなと思います。
例えば6年生の秋頃になって、慌てて色々な学校を見学しに行くというのはあまりいい事ではないだろうなという事は認識してもらえばいいかと思います。

学校見学に子どもは連れて行くべき?

基本的には保護者の方のみで行かれるケースはほぼないかと思っています。
もちろん先ほどお話しした、本当に受験校、志望校というほど志望順位が高くない学校なんだけどもという時に保護者さんだけで行かれるケースは多かったりするかと思いますが、それ以外の場合、1%でも行く可能性がある学校であればお子さんも連れて行くといいと思います。
ですので、連れて行くべきですか?と言われれば、行く可能性がある学校については連れて行った方がいいと思います。

受験勉強中の不安やイライラの解消法は?

難しい質問ですね。
受験勉強中に色んな事を感じる事は当然あったりします。
標準的な年数でいうと、3年間、小学校3年生の2月から小6の2月までみたいな感じで丸々3年間を受験勉強と付き合いながら過ごしていく事になります。
なので、当然色んな事が起きますし、更にいうと3年間もありますので波もそこそこあるはずです。
調子がいい時は調子がいい時、調子が悪い時は調子悪い時という事で様々な場面に遭遇する事が多かったりすると思います。
どこかのQ&Aでも同じ話をしているかも知れませんが、イライラの解消というお話とはちょっと違うのかも知れませんが、まずは起きる事は仕方がないという事です。
不安になる気持ちは受験なので当たり前です。
なので、そこをある程度割り切ってもらう事が一つという事と、あまりにもイライラした状態、不安な状態のまま、不安過ぎる状態のまま勉強を進めていくと効率も悪くなってしまうので、勇気をもって一旦スパッと休む、完全に休むという訳にはいきませんが、ある程度量を減らして耐え忍ぶ期間を作るという感じで学習量を調整する事によって解消に向けていけるといいかなと思っています。

偏差値を60突破するための勉強法は?

色んな方が色んな説明をされているような感じがしますので、本当に詳細な事を聞きたければ他の動画を確認して下さいという話になってしまうかも知れません。
まず偏差値60というラインをどのように決めるのか、もちろんこれは通われている塾によっても変わりますし、受ける模擬試験によっても偏差値60というラインは変わります。
その受けるラインによってある程度成績が上位の学校を受ける事になりますので、その勉強法はもちろんそれぞれの学校に応じた勉強法というのが出てくるのが偏差値60以上からが結構多くなります。
要は、特徴的な入試問題であったり、この学校だけはこれを対策しておかなきゃいけないという問題がちょこちょこ発生し出すのが偏差値60ラインだと基本的に言われています。
なので、そういった事を情報として収集していく事がまず必要になるかと思います。
それから、これもおしなべて成績中位から上位に上がるお子さんに共通している事だと思いますが、基本的には結構な量を勉強されているというのが基本的な形にはなると思います。
要は、僕、私は一生懸命やったんだ、という一生懸命の言葉のレベル感がお子さんによって大分違ってきます。
その違ってくる中でそのレベル感が高いお子さんになればなるほど偏差値60を突破しやすいというのが当たり前ではあるんですが、性質になるのかなという所ではあります。
そんな事を意識しながら勉強してもらうという事になります。
ですので、勉強法というよりはどうやってその一生懸命やっているとかやっている分量をしっかり増やしていくかという事がしっかり身に付いていけば自ずと成績は付いてくるものじゃないかなと思っています。


 

 

受験直前にやるべき事は?

やるべき事はおそらく受験直前までに決まっていくはずですので、例えばこの単元を復習しなきゃいけない、この科目をもうちょっと全単元ローラー掛けて勉強しなきゃいけないという事が決まっていると思います。
なので、まず受験直前にやるべき事の前に受験直前の前までに抑えておくべき事です。
要は、どこが穴か、どこに対策が必要なのかという事をちゃんと見極めておくという事はとても必要な事です。
あとは受験直前にやるべき事をもう1個あげるとすると、もちろん学習内容、単元の理解とか入試問題に慣れるとかいう話もさる事ながら、受験直前にいきなり生活スタイルを一気に変えるという事はあんまりお勧めしていません。
一番ひどい人になると、朝型夜型が逆転してしまうというケースもたまに拝見します。
昼12時ぐらいに起きて学校にも行かず勉強していて、結局夜中3時ぐらいまで勉強して寝るみたいな事を平気でやってしまう小学生がたまにいらっしゃいますが、さすがにそれはないでしょうという話です。
当たり前ですが、基本的に1月2月に始まる入学試験というものは朝から始まるものが大半です。
たまに午後入試というものもあったりしますが、ですのでその生活サイクルに合わせるべく受験直前はちゃんと規則正しい生活をしましょう。
適度な運動もしましょう、という事も含めてしっかり同じようなライフサイクルをずっと保ちながら受験に向かっていくという事は必要ではないかなと思います。

早めに志望校を決める必要性はあるか?

これはさっきの話とちょっと被る所がありますが、早めに志望校を決めた結果、自分の成績が全くついてこないというケースがまあまああったりします。
ですので、早めに志望校を決めて目標を具体化するという事については意味があると思うんですが、結構無意識にやってしまわれる方が多いんですが、志望校を一つに絞ってしまう。
これが結構あとで尾を引いてくる事が多いんじゃないかなと思います。
「昔からこの学校行きたいと思っているんですよ」
それはそれでいいんですが、しかし実際受験はその1校だけを受けて受験終わったね、という事になるケースはほぼありません。
もちろん何校か受験して、もちろんそれは第一志望校に合格すればそれでいいでしょうし、ひょっとしたら第二志望校、第三志望校に入学する事になるという事もあったりします。
ですので、早めから志望校を決める人があると思いますが絞り過ぎる必要性まで、むしろ絞り過ぎる事によるデメリットというのはあるんじゃないかなという事をその早めに志望校を決める時には考えて頂けるといいんじゃないかなと思っております。

中学受験で最後に伸びる子の特徴は?

これも色んなタイプの生徒さんがいらっしゃいますので、一概にこうだという事を言えない所もありますが、やっぱり最後に伸びる子というのは、そもそもスタートが遅かったりとか様々な事情があったりしますが、結局これは全員に共通していますが、最終的に一番最後にラストスパートが出来る、これが最後に伸びるという事だと思いますが、最後に必死になって勉強する事が出来る子になると思います。
これは具体的な指標ではないですが、こちらサイドから見ていると、という話ではありますが、基本的に最後に伸びる子というのは11月12月くらいから多少目の色が変わってきます。
ちゃんと物事を真剣に的確に捉えていくようになるという目線をもつ事が出来うるようになっているお子さんが多いかなというのが特徴になるのかなと思います。
ただ、それを目指して頑張ろうという訳ではないと思います。
当たり前ですが、最初から伸びてくれればそれで困る事はない訳ですから、最後に伸びなくても別に構いはしないという話ではあります。
ですが、本当に困った時にどうなるかという時にいかに受験というものに対して本気で向き合う事が出来るかどうかという事が非常に大切になってくるんじゃないかなと思っております。

志望校に対して成績が伴わない場合は?

これは先ほど志望校の設定の仕方によって話が大分変わってくるよね、という話は2、3個前のお話で出てきたかと思います。
要は、志望校が1校しかない場合それが伴わないという事はもちろん確実に起きがちです。
ですが、志望校が複数設定されていれば志望校の選び方にもよりますが、そんな事が全部に対して全部伴わないという事は起きにくいはずです。
よく言われる話ですが、メインとなる学校、そしてちょっと上の学校、ちょっと下の学校という選び方をするという形で、いわゆる成績の範囲をバラしておくという形で設定してもらえばそもそもこんな事が起きないはずだよね、という事になると思います。
その一方で、この問題にもう1個話があると思っています。
成績が伴わない場合、この成績というものを何で測るのかという事も結構重要になってきます。
例えば、それは普段のマンスリーテストとか合不合判定テスト、首都圏模試とか色んな模擬試験で測るものなのかそうなのかという話です。
志望校に対してどれぐらい今近付いているのか、遠ざかっているのかというのを模擬試験の点数のみで判断するのはリスクがあるんじゃないかなと思っています。
要は、同じような問題ではないですし、傾向も違いますし、受ける受験層も違う訳です。
ですので、志望校に対してどうなんだ、という事を考える時に必ず過去問にあたっていくという事は非常に大切かなと思います。
実際解いてみてどれぐらい足りないんだ、じゃあこの何点って、例えば10点足りないとすると、この10点はどうやったら埋められるんだろうかという事を考えていく必要があります。
要は、ある程度具体化した状態で考えてあげないと、なんとなく偏差値が5とか6足りないからやばいんじゃないか、みたいな事を考えてしまうと、じゃあどう対策するの?という話になってしまいます。
そういう事になりますので、伴わない場合は特にその問題を具体化するために過去問にあたるという事をやって頂けると、非常に問題が明確になってくるんじゃないかなと思っております。

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