算数
入試直前期は「落とさない仕組み」で点を上げる
入試直前期は、「新しいことを増やす時期」ではありません。
得点を上げる鍵は、取れる問題を落とさない仕組みと、本番で安定した再現性です。
直前期は、同じ実力でも「解き方が安定している子」と「その日の調子で上下する子」に分かれます。
ここでは、直前期に起こりやすい問題と、当塾の対策を整理します。
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直前期は「ミスの傾向」「時間配分」「問題選択」を1対1で最終調整します。
入試直前期の学習の特徴とは?
直前期は、やればやるほど不安が増えることがあります。
その原因の多くは「復習の優先順位が狂う」「ミスの管理ができていない」ことです。
- 過去問・模試の直しが増え、復習が散らかりやすい
- ケアレスミスが合否を左右しやすい
- 本番の時間配分・問題選択の練習が不足しがち
「できない単元を全部埋める」より、「取れる所を確実に取る」ほうが合格点に近づきやすいです。
直前期は“新規追加”より“取りこぼし修正”が効きます。
直前期に「不安」が増える理由(よくあるパターン)
- 直しが増えて「やったのに終わらない」感覚が強くなる
- 難問に時間を溶かして、得点が安定しない
- ミスが減らず「本番も落ちるかも」と感じやすい
入試直前期の生徒が抱えやすい問題点
ケース1:ケアレスミスが減らず、点数が安定しない
〖問題点〗
直前期の取りこぼしは、難問ではなく「取れる問題の落とし方」に集中します。よくあるのは、
- 計算の途中で符号・単位・分数処理を落とす
- 条件の読み落とし(“平均との差”“最大・最小”など)
- 図の描き方が毎回違い、確認ができない
といった“典型的なミス”です。気合では減りません。
〖当塾で行っている対策法〗
当塾では、ミスを「反省」ではなく「分類」して減らします。
- ミスを種類別(計算/読み落とし/図の不備/時間切れ)に分ける
- 各カテゴリごとに“確認ポイント”を決める
- 同じ傾向の問題で「ミスゼロの流れ」を体に入れる
ミスが減ると、点数だけでなく本番の精神的余裕も増えます。
- 計算:符号/分数/小数/単位
- 読み落とし:条件/問い/禁止事項
- 図:線分図の不足/補助線の抜け
- 時間:見切りが遅い/順番が悪い
- 条件:線を引いたか(最大・最小/平均との差)
- 計算:符号・単位・分数処理を最後に一回だけ見る
- 図:毎回同じ描き方で確認できる形にする
- 見直し:最後の2分は“同じ順”で見る
ケース2:直しが多すぎて、復習が回らない/焦りが強くなる
〖問題点〗
直前期に「全部やる」は危険です。やることが増えるほど、優先順位が狂って、結果として伸びが止まります。
〖当塾で行っている対策法〗
直前期の復習は、次の順で整理します。
- 最優先:頻出で“必ず取りたい”分野の取りこぼし修正
- 次点:過去問で繰り返し落としている傾向の補強
- 後回し:時間を溶かす難問(やるなら目的を明確にして短時間)
「合格点に必要な点を取り切る」復習に絞り込みます。
“できるのに落ちる”を優先して直すと、点が上がりやすいです。
直前期は「苦手を全部潰す」より「取りこぼしパターンを減らす」が安定します。
直しが回らないときの分け方(3箱方式)
- 箱A:取れるのに落とす(最優先・毎日触る)
- 箱B:時々取れる(次点・隔日で補強)
- 箱C:重い難問(後回し・短時間のみ)
ケース3:本番の緊張で手が止まる/時間配分が狂う
〖問題点〗
本番は、いつも通りの環境ではありません。緊張すると、普段ならできることができなくなります。
〖当塾で行っている対策法〗
当塾では、直前期に「本番再現」の練習を入れます。
- 開始5分の動き(最初に見る問題/取る順)を決める
- 見切りライン(何分で進まなければ次へ行くか)を決める
- 解き終わりの見直しの流れ(どこを確認するか)を決める
本番で迷う場面を減らし、再現性を上げます。
- 全体をざっと見る
- 取れる問題を先に選ぶ
- 最初の1問を決める
- ○分で式が立たない→次
- 図がくずれる→一旦後回し
- 取れる所を先に取る
- 符号・単位
- 条件の読み落とし
- 計算の最後だけ再確認
緊張で止まりやすい子の「保険」
本番は“速く解く”より“止まらない”が大事です。止まりそうな場面でやる動きを決めておくと戻りやすくなります。
- 手が止まったら、次の問題に移る(決めごと)
- 1問に固執しない(合格点を取り切る)
- 「いつもの見直し順」を最後に必ず回す
直前期の「1週間の回し方」
直前期は、学習量を増やすより「復習が回る仕組み」にすると点が安定しやすくなります。
次のように、過去問・直し・弱点補強の順番を決めると散らかりにくいです。
- 時間配分を守る
- 問題選択を練習する
- 見切りラインを試す
- ミスをカテゴリに分ける
- 確認ポイントを決める
- 同系統を短時間で反復
- 頻出の穴だけ埋める
- 難問は目的を決める
- “合格点に必要な所”に絞る
“同じ確認”を毎回同じ順で回すと、本番でも再現性が上がります。
まとめ
- 直前期は「新しいこと」より「落とさない仕組み」
- ミスは分類し、確認ポイントを決めると減る
- 過去問は“戦い方”を作ると安定する
直前期は、やる量より「整理」と「再現性」で点が伸びます。

